[FP3級]生命保険の保障額の計算[無料講座・例題付き!]

2020年7月9日

今回はFP3級生命保険の保障額の計算について学習していきます。

ぷりん
ぷりん
実際に契約して保障される額っていくらぐらいでちゅ?
キュー
キュー
総支出額-総収入額で求められるで、具体的に見ていこか

生命保障額の計算

必要保障額とは世帯主が死亡した場合に、遺族に保証するために必要な金額の事で、死亡後の支出総額から総収入額を差し引いて求めます。

必要保障額の計算

具体的な例を見てみましょう。

支出総額 子が独立するまでの遺族生活費
(現在の生活費の60%)
子が独立した後の配偶者生活費
(現在の生活費の40%)
その他の必要資金
(葬儀費用、教育費等)
総収入 社会保障、企業保障
(遺族年金、死亡退職金等)
保有融資資産
(貯金、株等)
必要保障額
例:
次の条件においてAさんが死亡した場合の必要保障額を求めよ[条件]
  1. 現在の毎月の生活費は30万円で、Aさん死亡後の妻Bさんの生活費は現在の生活費の40%とする。
  2. Aさん死亡時の妻Bさんの余命は30年とする。
  3. Aさんの葬儀費用は150万円とする。
  4. 緊急予備資金は300万円とする。
  5. Aさんの死亡時の住宅ローンは500万円とする。ただし、団体信用生命保険に加入している。
  6. 死亡退職金と保有金融資産の合計は1,000万円とする。
  7. 妻Bさんが受け取る公的年金等は1,500万円とする。

この場合の計算方法は支出総額と総収入をそれぞれ求め、差し引いたうえで計算します。

[支出総額]

生活費:30万円(毎月の生活費)×40%×12ヵ月(1年)×30年(余命)=4,320万円

葬儀費用:150万円

緊急予備資金:300万円

住居費:0円(団体信用生命保険の死亡保険金で全額返済)

支出総額:4,320万円+150万円+300万円+0円=4,770万円

[総収入]

死亡退職金と保有金融資産の合計:1,000万円

妻Bさんが受け取る公的年金等:1,500万円

総収入:1,000万円+1,500万円=2,500万円

[必要保障額]

支出総額-総収入=4,770万円-2,500万円=2,270万円

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生命保障額の計算・まとめ

今回は生命保証額の計算について学習しました。

学科と言うよりも実技で計算問題はよく問われます。

特段難しい計算は無く、資料中にある条件にしたがって素直に計算していけば正解できる問題です。何題か過去問を解いて確実に正解できるようにしましょう。

カズ
カズ
支出総額と総収入のどちらに加えるかを間違えないようにしよう!

次回は生命保険の種類について学習していきます。


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