[FP3級]宅地建物取引業法[無料講座・例題付き!]

2020年9月18日

今回はFP3級における宅地建物取引業法について学習します。

キュー
キュー
不動産をやるなら宅建業法も見ておこうか
チョロ
チョロ
宅建業法・・・難しそうでチュ

宅地建物取引業

宅地建物取引業は土地や建物を事業として継続的に取引することを言います。

キュー
キュー
“事業”として”継続的”にすることを業としてって言うで

主に売買や交換が当たりますが自らが賃貸を行う場合のみ宅建業に当てはまりません。

自ら行う 媒介 代理
売買
交換
賃貸 ×

なお、宅地建物取引業を行う場合、都道府県または国土交通大臣から免許を受ける必要があります。

宅地建物取引士について

宅地建物取引業を行う事務所には、従業員5人あたり1人以上の専任の宅地建物取引士を設置することが義務付けられています。

宅地建物取引士は

  • 重要事項の説明
  • 重要事項説明書への記名押印
  • 契約書への記名押印

等があります。

カズ
カズ
宅建士について詳しく知りたい人は次の記事を見て!

媒介契約

不動産事業者に土地や建物の売買、賃貸の媒介を依頼する場合は媒介契約を結ぶ必要があります。

媒介契約には3種類あり、一般媒介契約専任媒介契約専属専任媒介契約があります。

一般媒介契約→専任媒介契約→専属専任媒介契約になるにつれサポートが手厚くなる分、義務などの制約も大きくなります。

一般媒介契約 専任媒介契約 専属専任媒介契約
依頼主 自己発見取引 ×
複数業者への依頼 × ×
業者 報告義務 × 2週間に1回以上 1週間に1回以上
物件登録義務 × 契約日から7営業日以内 契約日から5営業日以内
契約の有効期間 × 3ヵ月以内 3ヵ月以内

宅地建物取引業者の報酬額

宅地建物取引業者が受け取れる報酬は取引金額に応じて限度額が設定されています。

売買・交換の媒介をした場合は以下の様になっています。

売買等の価額 報酬限度額
~200万円以下 売買等の価額×5%
200万円超~400万円以下 売買等の価額×4%+2万円
400万円超~ 売買等の価額×3%+6万円

重要事項の説明

宅地建物取引業者は契約が成立するまでに買主に対して一定の重要事項(宅建業法35条)を書面を用いて説明する必要があります。

この書面には宅建士が署名したうえで宅地建物取引士証を提示する義務があります。

キュー
キュー
まぁこの辺りの詳しい内容は宅建士で学ぶからFP3級では暗記しておけばええで
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宅地建物取引業法・例題

実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。

問題

問1

アパートやマンションの所有者が、当該建物の賃貸を自ら業として行う場合には、宅地建物取引業の免許を取得する必要がある。(2020年/1月)


×

問2

宅地建物取引業法に規定される宅地または建物の売買の媒介契約のうち、()では、依頼者は他の宅地建物取引業者に重ねて媒介の依頼をすることができる。(2019年/1月)

1 一般媒介契約
2 専任媒介契約
3 専属専任媒介契約

問3

宅地建物取引士が宅地建物取引業法第35条に規定する重要事項の説明をするときは、説明の相手方に対し、宅地建物取引士証を提示しなければならない。(2018年/1月)


×

解説(クリックで展開)

宅地建物取引業法・まとめ

今回は宅地建物取引業について学習しました。

宅建士の役割や媒介の種類を押さえてきましょう。

カズ
カズ
宅建士の役割は重要!

次回は不動産の売買契約について学習します。


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