[日商簿記2級]とってよかったことやメリットを紹介!役に立たない・意味がないことはあり得ません!

2019年3月11日

日商簿記2級 メリット

筆者は第142回に日商簿記2級に合格し、その後そこで得た知識を活用しながら約3年間経理の仕事をしてきました。

ラク
ラク
実際、簿記2級って価値があるのか?
カズ
カズ
意味がないって声も聞くけど、人気資格だからメリットはありそう!

そんな中で簿記2級を取得しておいてよかったなと思えるメリットがいくつもあったのでその魅力を紹介していこうと思います。

「簿記2級を取ってみたい」と思っていらっしゃる方の、受験するかどうかの判断材料になればと思います。

日商簿記2級を取得することで得られるメリット

大きなメリットとしては以下のような点が挙げられます。

業務に直結する

まず簿記2級は試験で学んだ知識が仕事にそのまま使えると言っても過言ではありません。

資格の中には国家資格でもやっていることが抽象的過ぎて実務に活かすまで時間がかかるようなものもたくさんあります。

しかし、簿記の場合はまさにそのままやってきたことが仕事になり、特に工業簿記をマスターしてしまえば工場関係の企業で働く際は具体的な計算方法やどうしてその業務をしているのか、どんな考えからその処理が必要なのかと言ったことが分かってきます。

根本的な考え方を身に着けたうえで業務をこなすのと、何もわからずにただ指示通りやるのでは作業効率にも大きな差が生じ、その後の成長や出世にも影響してきます。

キュー
キュー
国家試験じゃないにもかかわらずこれだけ人気がある理由やな!

就職に強い

簿記2級はどの企業でも求人数が多く非常に人気の高い資格になっています。

筆者も以前どれくらいの求人数があるのか興味本位で調べてみたことがあるのですが、他の資格と比較しても群を抜いて多かったです。

詳しい求人数やエージェント情報については以下でまとめているので気になる方は目を通してみてください。

上位資格につながる

簿記2級で学習できる知識はさらに難易度が高いと言われている資格にもつながります。

例えばIT系国家資格の基本情報技術者試験応用情報技術者試験で財務諸表を読ませるような問題が出たとき、エンジニアの方で苦手意識を持っている方はかなり多いのです。

しかし、簿記の知識があると難なく突破できてしまいます。

筆者も応用情報を受けた際は簿記2級の知識に助けられて合格できた経緯があります。

また、これ以外にも中小企業診断士と呼ばれる経営コンサルタントにつながる資格でも役に立ち、これまた財務・会計が皆が苦手とする分野でそこを完璧にマスターできれば難易度が一気に下がります。

正統に簿記を続けて1級を取得すれば税理士や会計士と言った業務独占資格にチャレンジすることも可能です。

ラク
ラク
多くの試験で知識として問われるってことはそれだけ汎用性が高く重要な内容が多いんだな!

一生有効

日商簿記は検定試験であり国家試験ではありません。

大抵の検定試験には有効期間があり、取得後3年だったり5年だったりが経過すると失効するため再度試験を受けたり更新手続きをする手間があります。

しかし簿記に関してはそういった必要は一切なく、1度取得してしまえば一生涯有効な資格になります。

もちろん維持費もかからないので、時間の面でもお金の面でも圧迫はされず今後の仕事や上位資格に割く余裕が得られるのでその点も大きなメリットです。

キュー
キュー
もちろん取得後も知識のアップデートは重要やで!
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日商簿記2級を取得する場合のリスク

多くのメリットがある簿記2級ですが、わずかながら対価(デメリット)や注意すべき点もあります。

どちらかというと取ってからのデメリットというよりは学習する際、取得する際の注意すべきことになります。

回によってむずかしさが大きく異なる

簿記2級の試験は絶対評価の為基準の70点をクリアすれば合格となります。

ただ年によって難易度が大きく異なり、簡単なときは50%近くの合格率がある一方で、難しいときだと10%近くまで下がってしまいます

特に最近では10%台になることが多く、毎回の日商簿記2級の合格率だけで見ると軽く難関試験に仲間入りをしているように思えます。

その為運に左右されることも多く、取得するために何回かチャレンジしないといけないシチュエーションに陥ることもあります。

出題範囲が変わりやすい

簿記の特に商業簿記に関しては出題内容が変わりやすいことも特徴で、3級の内容や1級の内容が入ってきたり、逆に対策をしたはずが1級に上がり範囲外になった・・・なんてことも十分あり得ます。

そのため過去に1度勉強して再チャレンジしようとしたときに過去の参考書を使いまわすことができないのも難点です。

もちろん、どの資格も時代の変化に合わせて新しい問題や論点が出てくるのは当然ですが、特に簿記はその傾向が顕著なため対策を立てるのが難しいです。

時間が空いてしまった場合は再度テキストを調達するようにしましょう。

最新の参考書情報は下記でまとめているのでご参考までに。

未経験だと実務経験者には敵わない

これはどの資格にも言える事ですが、資格だけ所持していてもそれを必要とする業務の経験が無ければ資格は無駄になってしまいます。

例えば転職の場などでも経理実務経験3年で資格なしと、経理実務経験なしで簿記2級保有者では前者の方が優遇されます。

もちろん、資格を保有していてさらに実務経験も同程度だったり、候補者が数人いる中で全員未経験なうえで自分だけ資格保有者とかだったら強いアピール材料になり優遇されることは大いに考えられます。

資格を取っただけで安心するのではなく、その後実務経験もつけ知識、スキル両方の面を伸ばしていくのが最も良い方法だと言えるでしょう。

カズ
カズ
実務経験もあって資格もあったらそれこそ鬼に金棒だね!

日商簿記2級は意味ない?役に立たない?

嘆き

たまに日商簿記2級は全く役に立たない、といった声を聞くことがあります。

実際に筆者は日商簿記2級を取得して仕事をしていますが、その観点からどうだったかをお答えします。

役に立たないわけがない

結論から書くと役に立たないわけがありません。どうして役に立たない資格に毎年数万人の方が必死に受験をしているのでしょうか。また、会社側からの求人数も相当数でそれだけ需要がある時点で役に立っています。

例え就職後にうまく使いこなせなかったとしても就職に活かせたならそれだけで役に立ち意味があったことになりますし、上記で述べたように実務上でもまず役に立たない状況は想像できません。

このように簿記を扱うサイトもあれば仕事で活かすことも可能ですし、個人事業として何かを立ち上げるとき、株や固定資産を買う時等簿記2級が役に立つシチュエーションを挙げだしたらキリがないくらいです。

批判は僻みとしてスルーするのが一番

ではなぜ役に立たない、意味ないと言われるのでしょうか。大体筆者の周りの方を見ていて批判しているパターンは2つです。

1つ目はご自身が日商簿記2級に何回か挑戦したにも関わらず合格できなかったパターンで負け惜しみとして言っているパターン、もう1つが、資格は取れたもののそれで満足してしまい活かすことをせず結果成功できなかったパターンです。

いずれにしても相手にしているだけ時間の無駄なので、これから資格を取得しようと頑張っている所に水を差されても相手をせずにスルーしておくのが無難です。

キュー
キュー
むしろアンチが沸かない方が不安になるなぁ

適切な使い方をしてこそ価値がある

上記でも書いたように、資格を取ってもそこで満足してしまえば資格は無駄になってしまいます。

しっかりと活かせる場所や仕事を選んでこそ真価が発揮されるのでアピールしていきましょう!

上記でもリンクを貼ったように求人数や仕事の幅も増えますが、個人事業で確定申告をしたりフリーで経理のアウトソーシングをしたりと仕事の幅はいくらでもあります。

自分の好きな働き方を選べる時代になりつつあるので、吟味したうえでやりたいことができるように試行錯誤してみましょう!

簿記2級の意味については、以下の記事でも深堀して書いています!

日商簿記2級のメリットまとめ

今回は簿記2級のメリット、デメリットについて実際に取得し、経理実務経験を得たうえで触れさせていただきました。

今後簿記2級を取得しようとしている方はあらためてメリットとデメリットを天秤にかけ受けるかどうかを考え、受けるのであれば戦略を練って効率よく資格を取得していきましょう!

カズ
カズ
最近難化傾向にあるからしっかりと対策を練って挑もう!

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