AIに資格は淘汰される?10年後も生き残るために

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今回はよくある話題、AIによって10年以内にはなくなる仕事、そうでない仕事に関して、特に資格にスポットを当てて、複数の資格を持ちながら大学院でAIを実際に使っている立場から見て実際どうなのか、どのような対応をしていくべきなのかを書いていこうと思います。

AIとは

巷で良く騒がれているAI(artificial intelligence)ですが、名前はよく聞くものの具体的に何が出来るの?どうして人の仕事が奪われるの?と不思議な方も多いのではないでしょうか。

詳しくAIについて掘り下げてしまうとそれこそ1,000ページを超える書籍レベルの量になってしまうのでここでは触れませんが、ざっくりとした概要だけ触れておきます。

AIで出来る事、出来ない事

まずAIでできる事とできないことを明確化しておきます。

出来る事

AIが出来る、得意なことは以下の通りです。

データの分析

AIは大量のデータを高速に処理すると言った点で優れており、ネット上の情報、会社に蓄積された情報を瞬時に引き出して計算しまとめ上げるのが得意です。どんなに記憶力が優れる方が時間をかけて習得した知識であっても一瞬でその情報量を超えてしまうのです。

例えば法律のプロである弁護士に対して法律の事を聞くよりも、ネット検索を用いて検索したほうが圧倒的に早く、正確な答えを得られる場合も多いでしょう。

単純作業

同じことをミスなく繰り返す。これもコンピュータの得意分野になります。

例えばライン処理で人間に製造を任せるとしましょう。人間の脳は同じことの繰り返しを嫌い、注意が散漫になったり飽きが来てしまって苦痛を感じたりします。結果としてうっかりミスが発生してしまい製品の質が低下する、大きな事故につながる。と言った事にも直結します。

一方でAIは延々と同じ作業を繰り返ししても疲れも飽きも感じません。そのため長時間、同じ成果を出し続ける。と言った事が得意になってきます。

また、遺伝的アルゴリズムと呼ばれるものを用いれば複数パターン作業を用意し、その中でどの作業が一番効率が良いか、と言った事も分析しそのパターンをベースにさらに良い手法を学んでいくことも可能となるため効率化が進みます。

計算

計算もコンピュータの得意分野で速くて正確です。

暴論ですが、5桁×5桁の計算を人間がやるかコンピュータがやるか、どっちが速くて正確化は経験上お分かりかと思います。

出来ない事

こうしてみるとAIは万能かと思いますが、実際そうではなく、苦手な事もあります。

0から1にすること

AIは過去のデータを分析することは得意ですが、全くデータが無い未知の世界で物を作ったり未来を予測することは不可能です。

絵をかくことに関しても例えば「可愛い女の子の絵を描いて!」という命令であれば過去の様々なデータから特徴を抽出して書きあげることは容易かもしれません。

しかし、「この世にまだいないような架空のモンスターを描いてみて!」のように前例がなく漠然とした命令だと対処できないことが多いです。

人の感情を読むこと

ビジネスでも恋愛でもなんでもそうですが、最終的には人と人であり、相手の心情をその場その場で読む力も非常に大切です。

ですがAIは過去のデータは分かっても現在の様々な要因によって複雑に変化する人の気持ちを理解することは難しいです。(もちろん人間同士でも難しい時はありますが・・・)

アニメで言う鉄腕アトムやドラえもんのような強いAIは中々実現不可能とされています。

実はAIブームは3回目

これだけ話題になっているAIブームですが、実は今が3回目で、過去に2回あったものの廃れていったという事はご存知でしょうか。

一回目は1960年台で、ゴールが明確に定められたものに対して最適な答えを如何に効率よく求めるかと言った用途で使われました。

具体的にはチェスやオセロで勝てる方法などです。ただしその際には様々な条件を付与した難解な問題に対応できないという事で下火になっていきました。

次に1980年代です。この時は現実の問題に適応できるような様々な分野の知識をその分野の専門家からAIに覚えさせようとしましたが、コストの関係で諦めざるを得なくなりました。

そして3回目が2013年~現在です。コンピュータアーキテクチャも発達し、コストを抑えて多くのデータを用いて実験できるようになりコストと言った障壁も越えられるようになりました。

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資格はAIに淘汰されるの?

簡単にAIに関する話をしました。

ではそのことを踏まえたうえで、このままAIが発達すればAIに食われる仕事が出てくるのか、資格で得た知識も不要になるのか、と言った疑問に答えて行こうと思います。

単純作業は取って代わる

先述の通り、コンピュータは単純作業が得意で人間より早く正確にこなせることは事実です。

そして会社側としてはそれらを使用することで人件費も抑えられるので、単純作業がコンピュータに置き換えられることは不可避でしょう。

実際筆者も経理の仕事経験があり、入社したての頃は自分で伝票にハンコを使って仕訳を手作業で入れていましたが、後々システムを導入し、コンピュータ上で一括で高速で処理するような流れに変わっていきました。

また、筆者は工場勤めで現場にもたまに顔を出していましたが、新しい機器が増え、それまでは原料を人が計測し時間を見計らって投入していたのが機械に置き換えられ、決められた時間に決められた量、正確に自動で投入するような流れにも変わっていきました。

こんな事からもただただ単純作業を繰り返す仕事は確かに将来性が危ぶまれるように感じています。

資格で問われる知識もAIを含めたものになる

コンピュータが人の作業を受け持つことで確かに人の仕事は減ります。ただし一方で、今度はAIを用いた知識、技術、処理と言った新しい仕事や概念も登場してきます。

例えば簿記3級についてみてみると近年学習範囲の改定が入り、新しくクレジット売掛金や電子記録債権と呼ばれるものが登場しました。

これらは背景にクレジットによる処理を行う取引が増えたことや、システムが発達し、電子上で債権債務のやり取りが行われるようになってきたことが挙げられます。

この事からも分かるように、常に資格で問われる内容も、間接的ではありますがAIや技術の発達に伴った知識になり、結果的に資格を勉強することでAIを用いた知識や技術が得られるようになります。

逆に言うと数年前、数十年前に資格を取得し、知識をアップデートしないままでいると使い物にならないという点も抑えておきたいですね。

AIブームが終焉を迎える可能性も大いにある

先ほどの通り、AIブームは2度去って現在3度目です。

3度目の正直となるか、2度ある事は3度あるとなるかは分かりませんが、AIが何らかの理由でまた終わる可能性は十分に考えられますね。

そんな時に、「どうせ資格を取ってもAIにとって代わるからしなくていいや」と高を括ってきた人と、「AIが発達しても資格の勉強はしておくべきだ」とコツコツ頑張ってきた人の差は歴然としている事でしょう。

AIに淘汰されないために

AIブームが終焉を迎えず、10年後、20年後にも発達し続けた場合のありかた、生き残り方についてもどうするべきか考察してみます。

常に勉強する姿勢が大事

まずはAIが何とかしてくれるから知識のインプットは良いや、という考えは捨て去りましょう。

常に勉強する姿勢でいる人間と、人任せ、コンピュータ任せにしてきた人間とでは習慣が大きく異なり、AIやさらなる新しい技術や知識に対する閾の高さが変わってきます。

社会の変化に柔軟に対応できるか否かはその後の人生にも大きな影響を与えるので、勉強の癖は絶対に着けておくようにしましょう。

もちろん勉強とはただ机に向かう学生のような座学だけではありません。新しいものに触れ使ってみて楽しむ。それも立派な勉強です。

自分がAIを扱う側になるのもアリ

AIによる淘汰を恐れるなら逆に自分がAIを使ってみる、概要を知ってみるというのもアリです。

筆者の場合はどうしてもAIを使いたかったので仕事を辞めて進学しました。

流石に収入が途絶える、家族を養う必要がある、と言った理由からここまで出来る方はあまりいないと思いますが、それでもAIに触れるチャンスはいくらでもあります。

まずは情報系の資格を取ってみよう

まずは情報処理に関する資格を勉強して取得してみるというのがおすすめです。

情報処理技術者試験ではAIに限らずIoTやクラウド、ブロックチェーンと言った近年注目されている技術を学習することが可能で、取得後は国家資格なだけあり企業からの評判も非常に高くキャリアにも直結します。

まったく情報に関して前提知識が無い方はITパスポートから、それなりに齧った経験がある、本格的にAIを始めとする情報系に興味があるという方は基本情報から入ってみると良いのではないでしょうか。

もちろん、非IT系でもこれらの資格は大いに武器になります。

プログラミングに興味を持ち始めたら

AIの知識を得るだけでなく本格的に使えるようになりたい。という場合はプログラミングを勉強していく必要があります。

プログラミングの学習には独学もありますが、AIを学ぶとなるとさらに踏み込んだ学習が必要で独学で達成するのは難しい事もあります。

そんな時はプログラミングスクールに通うのも一つの手で、最短で働きながらでもスキルを習得できるようになっています。

具体的なスクールについては以下のサイトでまとめているので、興味がある方は目を通してみてください。

まとめ

AIによって仕事を奪われる、資格の価値がなくなる、そんな危機感を覚えている人は多分多いと思います。

しかし、どうせ仕事を奪われるから何もしない。その考えにこそ危機感を持ってください。

資格を持っている人とそうでない人、少なくとも先に淘汰されるのは後者です。

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総論

Posted by TS