[日商簿記3級]仕入諸掛りと売上諸掛り

2019年3月24日

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前回は返品に関する処理を見てきました。

今回の論点は諸掛りにおける仕訳処理になります。

商品を仕入れたり売り上げたりする場合にお客さんが来てくれたり自分が出向いて売買できれば良いのですが常にそうできるとは限りません。

商品を届けてもらったり発送したりする際にも費用が掛かるのですが、どのような処理をしていけば良いのでしょうか。

チョロ
チョロ
ぷりんからネット経由で発注依頼があったけど遠いから宅配アザラシ運送にお願いするでチュ
キュー
キュー
運賃はしっかり貰うでー

諸掛りとは

諸掛は仕入れや売上の際にかかる運送会社に対する運賃保険料などの費用の事を言います。

仕入諸掛りの仕訳

実際に仕入時に諸掛が発生した場合の取引を見てみましょう。

すすき商店より商品1,500円を仕入、代金は掛けとした。なお、取引運賃(当社負担)100円を現金で支払った。

これまでの知識を用いると・・・

商品を掛けで仕入れたため、負債である買掛金1,500円が発生し、資産である現金100円を支払ったため減少させます。

それぞれ貸方に書けば良かったのでした。

また、物を仕入れているため費用として仕入を借方に記入すればいい事も分かります。

借方 金額 貸方 金額
仕入
(費用の発生↑)
買掛金
(負債の増加↑)
1,500
現金
(資産の減少↓)
100

仕入諸掛りの仕訳

商品を仕入れるときにかかった費用を仕入諸掛りと言います。

仕入諸掛は商品の仕入れにかかった費用のため、商品の仕入原価に含めて処理をします。

借方 金額 貸方 金額
仕入 1,600 買掛金 1,500
現金 100

売上諸掛りの仕訳

今度はお客さんに商品を送る際に自社が送料を負担する場合の処理になります。

ぷりんへ商品2,000円を売り上げ、代金は掛けとした。なお、発送運賃(200円)を現金で支払った。

これまでの知識を用いると・・・

物を売掛金で売り上げているため、まず資産として売掛金2,000円を借方に計上します。

また、その対として収益である売上2,000円を貸方に計上し、同時に支払った現金200円を資産の減少として貸方に書きます。

借方 金額 貸方 金額
売掛金
(資産の増加↑)
2,000 売上
(収益の発生↑)
2,000
現金
(資産の減少↓)
200

売上諸掛りの仕訳

商品を発送する際にかかった運送会社に対する運賃や保険料などの費用は売上諸掛りといい、売上諸掛りを当社が負担した際は発送費(費用)として負担します。

借方 金額 貸方 金額
売掛金 2,000 売上 2,000
発送費
(費用の発生↑)
200 現金 200
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例題

例題を解いて慣れて行きましょう。

問題

次の仕訳をせよ。ただし使える勘定科目は以下のものとする。また、金額は3桁ごとにカンマで桁区切りで金額のみを入力をすること。(例:現金 5,000、商品 1,000,000)

勘定科目:[現金][買掛金][売掛金][仕入][売上][発送費]

問1.すすき商店より商品3,000円を仕入れ、代金は掛けとした。なお、引取運賃(当社負担)100円を現金で支払った。

借方 金額 貸方 金額

(負債)

(資産)

問2.ぷりんへ商品5,000円を売り上げ、代金は掛けとした。なお、発送運賃(当社負担)500円を現金で支払った。

借方 金額 貸方 金額

(資産)

(収益)

(費用)

(資産)

解説(クリックで展開)

まとめ

今回はそれぞれの諸掛りに関してどのような処理をするか見ていきました。

カズ
カズ
仕入の時はそのまま加算して、売り上げの時は発送費を別で計上する・・・ややこしいね><
モナ
モナ
そういうときはとにかく借方に費用が来る(仕入or発送費)と覚えておけば良いニャ!
チョロ
チョロ
これなら運び屋を使ったときも安心でチュ!
キュー
キュー
誰が運び屋や

次回は現金の処理についてみていきます。

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日商簿記3級

Posted by TS