[日商簿記3級]試算表の作成

2019年9月18日

今回は日商簿記3級試算表について学習します。

チョロ
チョロ
ミスをなくすために試算表を作らないといけないらしいでチュけど、どうやって作って行けば良いでチュ?
モナ
モナ
試算表には大きく分けて3つあるから、それらを具体的に見ていくニャ!

試算表

仕訳帳や総勘定元帳を作成していく際、取引が多く転記の回数が増えていくと必然的にミスも増えやすくなります。

そこで仕訳を確認し、転記ミスを防ぐために定期的に試算表と呼ばれるものを作成します。

会計を行う際、会社では取引ごと正確に仕訳されて総勘定元帳に記載されている必要があり、そのためには定期的に正しい仕訳が行われたかどうかを確認しなければなりません。

月末や期末などのキリが良いところで試算表と呼ばれる表を作成して正しい処理が行われているかをチェックする必要があります。

試算表には大きく分けて合計試算表、残高試算表、合計残高試算表の3つがあります。

試算表の作成

実際に試算表を作成してみましょう。

3月の取引を転記した総勘定元帳は次の通りである。

現金

日付借方・摘要金額日付貸方・摘要金額
3/1前月繰越5003/5買掛金200
3/10売上4003/17仕入300
3/25売掛金800

資本金

日付借方・摘要金額日付貸方・摘要金額
3/1前月繰越800

繰越利益剰余金

日付借方・摘要金額日付貸方・摘要金額
3/1前月繰越200

売掛金

日付借方・摘要金額日付貸方・摘要金額
3/1前月繰越8003/25現金800
3/6売上600

買掛金

日付借方・摘要金額日付貸方・摘要金額
3/5現金2003/1前月繰越300
3/19仕入1003/2仕入400

売上

日付借方・摘要金額日付貸方・摘要金額
3/6売掛金600
3/10売上400

仕入

日付借方・摘要金額日付貸方・摘要金額
3/2買掛金4003/19買掛金100
3/17現金300

各試算表の作成

先ほど冒頭で触れた、3つの試算表(合計試算表、残高試算表、合計残高試算表)それぞれの特徴と作り方を見ていきます。

合計試算表

合計試算表は総勘定元帳の勘定口座ごとに借方合計と貸方合計を集計していくことになります。

今回の問題の場合で現金勘定を見てみると以下のような流れで作成することになります。

現金

日付借方・摘要金額日付貸方・摘要金額
3/1前月繰越5003/5買掛金200
3/10売上4003/17仕入300
3/25売掛金800
金額を合計する500+400+800→1,700500

合計試算表

借方合計勘定科目貸方合計
1,700現金500

この流れで他の科目も埋めることが出来ます。

合計試算表

借方合計勘定科目貸方合計
1,700現金500
1,400売掛金800
300買掛金700
資本金800
繰越利益剰余金200
売上1,000
700仕入100
4,100合計4,100

最終的に合計を求めますが、すべての勘定科目を記載したにもかかわらず合計が一致していない場合は仕訳か転記のどちらかを間違えていることになります。

残高試算表

次に残高試算表です。

残高試算表は総勘定元帳の勘定口座ごとに残高を集計していきます。

今回の場合で現金を見てみると、借方が1,700円、貸方が500円なので差を取ると残高が1,200円(1,700円-500円)という事が分かります。

現金

日付借方・摘要金額日付貸方・摘要金額
3/1前月繰越5003/5買掛金200
3/10売上4003/17仕入300
3/25売掛金800
1,700←貸借の差は1,700-500=1,200→500

残高試算表

借方合計勘定科目貸方合計
1,200現金

同様に同じ流れで完成させてみます。

残高試算表

借方合計勘定科目貸方合計
1,200現金
600売掛金
買掛金400
資本金800
繰越利益剰余金200
売上1,000
600仕入
2,400合計2,400

こちらも転記ミスや計算ミスがなければ貸借は一致します。

合計残高試算表

合計残高試算表は合計試算表と残高試算表を合わせた形式になります。

合計残高試算表

借方残高借方合計勘定科目貸方合計貸方残高
1,2001,700現金500
6001,400売掛金800
300買掛金700400
資本金800800
繰越利益剰余金200200
売上1,0001,000
600700仕入100
2,400
残高試算表借方と一致
4,100
合計試算表借方と一致
4,100
合計試算表貸方と一致
2,400
残高試算表貸方と一致
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試算表・例題

実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。

問題

次の総勘定元帳(略式)の記入から、合計試算表と残高試算表を作成しなさい。

なお回答ボタンは各列の下側にある。

該当しない箇所は空白にしておくこと。

また、数字に関しては全て半角で3桁ごとにカンマ区切りを入れること。

現金

日付金額日付金額
5/18005/3300
5/86005/7500
5/13200
5/24100

当座預金

日付金額日付金額
5/13005/28200

売掛金

日付金額日付金額
5/16005/13200
5/14300

建物

日付金額日付金額
5/1700
5/28200

買掛金

日付金額日付金額
5/75005/1800
5/19400

資本金

日付金額日付金額
5/11,000

繰越利益剰余金

日付金額日付金額
5/1600

売上

日付金額日付金額
5/8600
5/14300

仕入

日付金額日付金額
5/33005/24100
5/19400

合計試算表

借方合計勘定科目貸方合計
現金
当座預金
売掛金
建物
買掛金
資本金
繰越利益剰余金
売上
仕入

回答ボタン

残高試算表

借方残高勘定科目貸方残高
現金
当座預金
売掛金
建物
買掛金
資本金
繰越利益剰余金
売上
仕入

回答ボタン

解説(クリックで展開)

試算表・まとめ

今回は残高試算表について学習しました。

作る順番としては合計試算表を作り貸借をバランスさせる→それぞれの貸借を引いて残高試算表を作る→両方を記載した合計残高試算表を作るといった流れになります。貸借のバランスに細心の注意を払って問題を解いていきましょう!

キュー
キュー
ちなみに一部の勘定だけを取り出した試算表が与えられたときは貸借合計一致しないこともあるから注意が必要やで

次回は試算表の問題を掘り下げてみていきます。


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