[日商簿記3級]日付順試算表問題の解き方

2019年10月15日

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日商簿記3級試算表問題のパターンとして項目別に分かれているパターンと日付順に並んでいるパターンがあり、項目別に並んでいるパターンは前回学習しました。

今回学習するのは日付順に取引が並んでいる場合になります。

チョロ
チョロ
日付事の試算表も解いていくでチュ!
キュー
キュー
その調子や!これをクリアしたら試算表も完璧や!

日付順試算表問題の解き方

日付順試算表問題では勘定科目ごとではなく、日付事に起こった取引がまとめられています。

いずれにしても正しく仕訳を切り転記をしていくことが得点への第一歩となります。

日付順試算表問題

実際に問題を通して学習していきましょう。

次の資料から合計残高試算表と売掛金明細表を完成させなさい。

[資料]4月29日と30日の取引(売上と仕入は掛けで行っている)

29日 仕入:大阪商事 800円 京都商事 500円

北海道商事の売掛金500円が当座預金口座に入金された。

30日 売上:沖縄商事 400円 北海道商事 300円

京都商事の買掛金300円を小切手を振り出して支払った。

合計残高試算表

借方残高 借方合計 勘定科目 貸方合計 貸方残高
4月30日現在 4月30日現在 4月28日現在 4月28日現在 4月30日現在 4月30日現在
2,500 当座預金 500
1,000 売掛金 300
100 買掛金 800
資本金 750
繰越利益剰余金 650
400 売上 1,800
1,000 仕入 200
5,000 5,000

売掛金明細表

日付 沖縄商事 北海道商事 合計
4月28日 200 500 700
4月30日

日付順試算表問題の解く手順

日付順の試算表問題を解く手順も大まかには同じです。

各取引の仕訳を切る

最初は各取引の仕訳を切ります。

注意すべき点として、売掛金明細表を作成する必要もありの出、売掛金に関しては相手の社名も書いておく必要があります。

29日-1 (仕入) 800 (買掛金) 800
29日-2 (仕入) 500 (買掛金) 500
29日-3 (当座預金) 500 (売掛金・北海道) 500

30日-1 (売掛金・沖縄) 400 売上 400
30日-2 (売掛金・北海道) 300 売上 300
30日-3 (買掛金) 300 (当座預金) 300

Tフォームに記載

それぞれの仕訳を切った後は科目ごとにTフォームを作成し、貸借それぞれの取引とその合計を記載します。

当座預金に限定すると以下のようになります。

29日-1 (仕入) 800 (買掛金) 800
29日-2 (仕入) 500 (買掛金) 500
29日-3 (当座預金) 500 (売掛金・北海道) 500

30日-1 (売掛金・沖縄) 400 売上 400
30日-2 (売掛金・北海道) 300 売上 300
30日-3 (買掛金) 300 (当座預金) 300

赤で示した箇所が借方、青で示した箇所が貸方となるため、Tフォームは以下のようになります。

当座預金

28日 2,500 28日 500
29日-3 500 30日-3 300
合計 3,000 合計 800
カズ
カズ
日付順の合計試算表の場合は28日現在の合計金額に29日と30日の金額を足して合計を求めるからTフォームには28日までの分も書かないといけないんだね!

同様に他のフォームも作っていきましょう。

売掛金

28日 1,000 28日 300
30日-1 400 29日-3 500
30日-2 300
合計 1,700 合計 800

買掛金

28日 100 28日 800
30日-3 300 29日-1 800
29日-2 500
合計 400 合計 2,100

売上

28日 400 28日 1,800
30日-1 400
30日-2 300
合計 400 合計 2,500

仕入

28日 1,000 28日 200
29日-1 800
29日-2 500
合計 2,300 合計 200

また、売掛金に関しては明細表も必要になるため。会社ごとのTフォームも作成します。

売掛金・沖縄商事

28日 200
30日 400
合計 600

売掛金・北海道

28日 500 29日 500
30日 300
合計 800 合計 500
ラク
ラク
あれ、各会社ごとの売掛金の合計と元々の売掛金のTフォームを見比べても一致しないぞ??
キュー
キュー
それは前日までの売掛金の貸方分が各会社ごとの売掛金には反映されてないからや。それぞれの借方-貸方の額が一致すればそれでokやで
Tフォームから試算表に記入

Tフォームごとに計算した借方合計と貸方合計を合計残高試算表の4月30日現在残高欄に記入していきます。

借方残高 借方合計 勘定科目 貸方合計 貸方残高
4月30日現在 4月30日現在 4月28日現在 4月28日現在 4月30日現在 4月30日現在
3,000 2,500 当座預金 500 800
1,700 1,000 売掛金 300 800
400 100 買掛金 800 2,100
資本金 750 750
繰越利益剰余金 650 650
400 400 売上 1,800 2,500
2,300 1,000 仕入 200 200
7,800 5,000 5,000 7,800

資本金や繰越利益剰余金のように金額の増減がなかった場合は28日の金額をそのまま移動させます。

そして最後に、4月30日現在の借方合計と貸方合計の差額を記入していきます。

借方残高 借方合計 勘定科目 貸方合計 貸方残高
4月30日現在 4月30日現在 4月28日現在 4月28日現在 4月30日現在 4月30日現在
2,200 3,000 2,500 当座預金 500 800
900 1,700 1,000 売掛金 300 800
400 100 買掛金 800 2,100 1,700
資本金 750 750 750
繰越利益剰余金 650 650 650
400 400 売上 1,800 2,500 2,100
2,100 2,300 1,000 仕入 200 200
5,200 7,800 5,000 5,000 7,800 5,200
Tフォームから掛明細表に記入

得意先ごとの売掛金から、その残高を売掛金明細表に記入していきます。

売掛金明細表

日付 沖縄商事 北海道商事 合計
4月28日 200 500 700
4月30日 600 300 900
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日付順試算表問題・例題

実際に例題を解いて問題に慣れていきましょう。

問題

次の取引にもとづいて、解答用紙の合計残高試算表と売掛金明細表を完成させなさい。なお、6月28日現在の合計試算表は解答用紙の6月28日現在欄のとおりである。また、売上げと仕入れはすべて掛けで行っている。

また、数字に関しては全て半角で3桁ごとにカンマ区切りを入れること。

なお回答ボタンは各列の下側にある。

該当しない箇所は空白にしておくこと。

[資料]6月29日と30日の取引

29日
仕入:鳥取商事 500円 島根商事 300円
売上:広島商事 700円 山口商事 500円
鳥取商事に対する買掛金800円を支払うため、同社宛ての約束手形を振り出した。

30日
仕入:鳥取商事 300円 島根商事 400円
売上:広島商事 300円 山口商事 800円
広島商事に対する売掛金800円を同社振出、当社宛ての約束手形で回収した。
山口商事に対する売掛金700円を回収し、当座預金口座に預け入れた。

合計残高試算表

借方残高 借方合計 勘定科目 貸方合計 貸方残高
6月30日
現在
6月30日
現在
6月28日
現在
6月28日
現在
6月30日
現在
6月30日
現在
3,000 当座預金 1,500
1,800 受取手形 1,000
4,000 売掛金 3,800
1,200 支払手形 1,500
2,100 買掛金 2,500
資本金 1,000
繰越利益剰余金 800
800 売上 5,000
4,600 仕入 400
17,500 17,500

回答ボタン

売掛金明細表

日付 広島商事 山口商事 合計 回答ボタン
6月28日 200 0 200
6月30日

解説(クリックで展開)

日付順試算表問題・まとめ

今回は日付順に取引が与えられた場合の試算表問題を学習しました。

今回扱った問題は売掛金明細表を同時に書かせる問題でしたが、買掛金や受取手形の明細表を作成させられる場合もあります。

解き方は同じなのでマスターしてしまいましょう!

カズ
カズ
解けるようになるコツはとにかく手を動かすこと!

次回は伝票に関しての論点です。

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日商簿記3級

Posted by TS