[日商簿記2級]目指せ一発合格!独学でも受かる正しい勉強法

[日商簿記2級]目指せ一発合格!独学でも受かる正しい勉強法

日商簿記は人気資格ランキングでも常に上位(資格の予備校TACより)に位置し、求人も多い資格になります。

特に2級はその簿記の中でも取得の難易度と価値のバランスが良く、最もコスパが良い資格と言われています。

決して誰でも受かるような簡単な資格ではありませんが、正しい勉強を積み重ねることで誰でも例え独学でも十分合格を狙えるので、今回はその勉強法をご紹介しようと思います。

日商簿記2級ってどんな試験?

日商簿記を受けるにあたって、まずは簿記がどんな資格でいつ実施されているのか、合格基準はどのようなものか知っておく必要があります。

基本情報

まずは基本的な情報になります。

受験資格 なし
試験日(年3回実施) 6月第2日曜日・11月第3日曜日・2月第4日曜日
受験料 4,630円(税込)
合格基準 70%以上
合格率 平均25%
勉強時間の目安 200時間
偏差値 53

難易度・合格率について

偏差値はそこまで高くなく、合格率も平均は25%を超えています。

これは受験者の4人に1人は合格しており、また、回によっては50%近くになることもあります。逆に、採点は絶対評価で行われるため、年度によって合格率がガクンと下がることがあります。(筆者が受験した時は11%でした。)

ここで、この試験の受験生は3級を取得していることが前提であり、受験者層は一定の知識ベースがある事は考慮しなければいけません。

また、合格基準が70点以上ということで、割と高得点を出さないといけないのか・・・と身構えがちですが、問われることは基本的な仕訳だったり、ちゃんと図を書けるかだったりと基本的な事の繰り返しで対策できます。

参考書の中でも重箱の隅をつつくようなところではなく、オーソドックスなところからしっかりと理解していくことが重要です。

勉強時間に関して

先ほど書いた200時間というのは、簿記3級取得者がその地点から独学で勉強を始めた場合のおおよその時間です。

3級を飛ばして行き成り2級を受ける場合は4~500時間になることもあり、逆に通信講座や塾で知識を補強する場合は100時間程で合格可能場合もあります。

特に3級を飛ばして2級にいきなりチャレンジしたり、3級取得からかなりの時間が経過している場合は土台がしっかりしていないところに積み上げるようなもので時間がかかってしまいます。

仕訳のルールや損益とBSの違いなどを理解していないとどんなに時間をかけても身につかないので、該当する方は3級に立ち返って勉強しなおすことをオススメします。

また、長期戦になればなるほど最初のころに学んだ内容を忘れてしまって復習しなおすと言った負のループに陥ってしまう可能性もあります。

独学で資格を取得する目安として、自分の仕事や予定との兼ね合いを考えて1~2ヵ月で200時間確保できるかどうかをまずは1つの指標として考えてみましょう。

メリット

日商簿記2級はコスパが良いと言われますが、果たしてどれくらい良いのでしょうか。

就職

まずは就職面です。

筆者の調べによりますと、最近CMでもおなじみのindeedでは8,000件弱もの求人がありました。(2018年4月の段階)

しかもその求人の中には楽天や三菱と言った大手企業から会計事務所や税理士法人などさらなるキャリアアップを目指せる職場、そのほかにも一部上場企業も多くあり、かなり就職に強い資格と言って間違いはなさそうです。

※後日別の転職サイトでも求人数を調べて見ました。気になる方は下記のページをご覧ください。

独立・副業

独立副業をしたい場合にも簿記2級程度の知識があると大いに役立ちます。

会社に依存せずにお金を稼ぐ場合、自分で税務署に「いくら稼いだよ」と言うことを申告し、税金を納める義務があります。

その申告の方法には白色申告青色申告があり、青色申告をすることで65万円の控除や経費を計上できるといったメリットがあります。

この経費の計上の仕方や、青色申告の時に提出する財務諸表、総勘定元帳はまんま簿記で学習する範囲なのでやっておくと独立の時に困りません。

他の資格につながる

上位の日商簿記1級はもちろんのこと、IT系の難関資格である応用情報技術者試験や、経営系唯一の国家資格と呼ばれる中小企業診断士にも簿記の知識があると優位に立ち回れます。

もちろん資格がすべてではないですが、あるのと無いのではあったほうが良いので、この資格で基礎固めをするといった意味でも価値は大きいです。

そもそも簿記とは?

そもそも簿記とは何かと言われますと、google先生曰く下のようになります。

企業体などに属する財産の増減・出納(すいとう)を、一定のしかたで記録・計算・整理して、結果を明確にする記帳法。単式・複式の別があり、商業簿記・工業簿記・銀行簿記等、種類も多い。

要するにお金の流れを記録し、ナニでお金を集めてナニに使ったかを記す手続きになります。

そして先ほどちらっと出た財務諸表はこれらの記録をまとめて見やすくし、外部に公開することで営業活動が健全であり安心して投資できるかどうかの目安となります。

また、会計監査では正しい帳簿が付けられているかどうかを第三者の目から判断し、財務諸表が本当に正しいかどうかのチェックが行われます。

テキスト選び

少し話が脱線してしまいました。

それでは改めて、日商簿記2級を取得するために必要なテキスト選びに入りましょう。

おすすめのテキストやテキストを選ぶ際の注意点などは上記のページにまとめてありますが、一番大事な事は自分に合ったテキストを使うことです。

勉強する段階でまったく予備知識がないのか、はたまた、経理の経験はあり、基礎的な知識はあるのかといった状況を考慮した上でじっくりと選びましょう。

筆者の場合は経理の経験が半年ほどあり、簿記3級を持っていたので基礎知識はあると判断し、参考書は具体的な取引を図で書いて分かりやすく紹介している「スッキリわかるシリーズ」を、問題集は時間をかけて多くの問題を解きたかったので「合格トレーニング」を選びました。

スッキリわかるシリーズ

スッキリシリーズの良いところは他の参考書と異なり、単なる文字の羅列ではなく、ストーリーに沿って簿記の仕分けが入ったり、必要な知識が登場したりするため印象に残りやすくすぐに思い出せる点にあります。

簿記は勘定科目が多く、いつの間にか仕訳を暗記してしまおうと言った思考になりがちですが特に問1の仕訳問題では暗記だけで挑むと引っかかります。そこでエピソードを交えて覚える事でちょっとした表現の違いからも違和感に気付けるようになります。

他にも良い点として論点ごとにまとめてあり、問題集を解いていく上で分からないところに出くわした際、復習もすぐに該当箇所まで読み返せる点にあります。

目次の欄で一目でわかりやすいようになっているので、辞書的な意味で利用することも可能となっています。

別の参考書としてTAC内からも、それ以外の出版社からも色々出てはいますが、筆者が使った感覚ではこれが一番すんなり学習できたように思えます。(個人差があるので一度各自で目を通してみてください。)

合格トレーニング

簿記の得点は解いた問題数に比例して上がっていくと言っても過言ではありません。

もちろん過去問も大事で、過去数回分解くことが望ましいですが、それだけでは得意分野、不得意分野が見えてこないこともあります。

そんな時に役に立つのがこの合格トレーニングであり、問題数の豊富さは他の問題集の比ではありません

また、こちらも分野ごとに問題が設定されており、しかも出版社も分かるシリーズと同じTACなので問題で分からない点があれば簡単に参考書に立ち返ることが可能となっています。

問題ごとに重要度が★~★★★まで分かれており、時間が無い場合は取り敢えず★★★だけ解くようにします。

その中で不安な分野、正答率が低い分野が出てくると思うので、その箇所だけ重要度が★~★★の問題を解いていくことでいつの間にか弱点がなくなっています。

分野別勉強法

日商簿記2級は3級と異なり、工業簿記が新たに追加されます。工業簿記は慣れてしまえば簡単(と言うより楽しい)ですが、商業簿記とはまた一風変わった解き方をするので繰り返し解いて体で覚えましょうw

3級の範囲

まずは3級の範囲のおさらいです。3級は主に商業簿記と呼ばれる分野で、商品売買を主な取引として扱ってきました。

2級でも商業簿記は存在し、当然3級の学習内容を基礎として新たな取引が出てくるので、3級を取得していない方は先に3級を取得することを目標に、3級取得後かなりの時間が空いてしまった方はもう一度3級のテキストをざっと見直すことをお勧めします。

3級の勉強法に関しては下記の記事をご覧ください。

因みに、中には3級の範囲を100点取れるようになってから2級の勉強を始めたほうが良いとおっしゃる方もいらっしゃいますが、筆者的にはそうは思いません。

最低限簿記3級で70点の知識があれば、2級の勉強の最中で気付くことも可能で、いくらでも後から補完が利きます。

かく言う筆者も実は2級の勉強を始めるまで貸借対照表と損益決算書の違いを把握しきれておらず、どの勘定科目がどちらに行くかを2級の勉強の最中で気付きました。

商業簿記

2級の商業簿記は3級よりも複雑で、基本的な取引は完全に覚える事が前提、特殊な取引はその場で考えることも必要になります。

2級で新たに取り扱われる論点は以下のようなものがあります。

  • 銀行勘定調整表
  • 割戻、割引
  • 棚卸減耗損、商品評価損
  • 不渡手形
  • 子会社株式、関連会社株式
  • リース取引
  • 本支店会計
  • 会社設立時の処理

これらはほんの一例にすぎませんが、3級ではあまり聞いたことのないような範囲も多いと思います。

また、2017年11月以降は学習範囲に本来は1級の範囲だった連結会計も追加されたため、簿記2級の難易度はさらに上がったと言えるでしょう。

これらの処理はいずれも、基本となる取引の仕訳方法を頭に入れておくことが最重要です。

まずは基礎を抑えることに専念し、取引を聞かれたら借方にナニを、貸方にナニを持っていくか瞬時に答えられるようになってから問題に挑戦しましょう。

要するにベースは暗記で、そこから柔軟な発想が必要なので、分からない仕訳が出た場合はすぐに答えを見てまずは頭に叩き込むようにしましょう。

工業簿記

工業簿記の勉強方法はとにかく手を動かすことです。

商業簿記はひたすら基礎を積んで、ある程度固まってから問題を解きにかかる方法が良かったですが、工業簿記は逆で、解きながら考える、解きながら要領を掴む方が勉強の効率はグンと上がります。

工業簿記では原価BOXシュラッター図など、手を動かして図を作る作業やCVP分析などで引き算割り算を行うなど数学的な要素が多く出てきます。

そして数学はアウトプットの学問なので、「読む」と「解く」の比率を2:8になるように勉強していきましょう。

2級の工業簿記の論点は一例ですが、以下のようになります。

  • 原価計算
  • 差異分析
  • シュラッター図
  • CVP分析

商業簿記とは逆に、分からなくてもまず答えを見るのではなく、図や表をかけるところまで書いて踏ん張りましょう。

直ぐに答えを見てしまうと間違うと言う過程を飛ばしてしまうことになります。

間違いをすることで答えを見たときにどこが違うか分かり、間違った点を洗い出せるので次回につなげることができます。

新範囲

日商簿記2級は平成29年度から1級の範囲も取り扱うようになりました。

新範囲をピックアップしておくので、だいぶ前に2級を受けた経験があって最近再び受けなおそうという方はご参照ください。

  • 課税所得の算定方法
  • 圧縮記帳
  • リース取引
  • 外貨建取引
  • 連結会計、アップストリーム
  • 税効果会計
  • 製造業会計

これらはほぼすべて1級の範囲で特に連結会計は簿記1級の醍醐味とも言われていました。

もちろん、難易度的にはかなり簡略化されていますが、新傾向になってから頻出となっています。

サンプル問題が商工会議所から発足されているので解いてみるのも良いでしょう。

噂によるとそのままだったり、単純に数値を変えての出題も多いらしいので解き方さえ覚えてしまえば逆に得点源にすることもできます。

大問別対策

上記でざっくりと商業、工業の違いを述べましたが、次に大問1~大問5まで、それぞれの勉強方法を書いていきます。

どれも満点は20点です。

大問1(商)

状況を聞いて仕訳を切る問題が5つ出題されます。

どれもひっかけ問題が多く、何も考えずに答えると全滅・・・。なんてこともあるので、まずはどのような処理の場合にどの勘定科目を使うかをしっかり覚えましょう。

大問2(商)

大問2では銀行勘定調整表固定資産有価証券と言った個別論点3伝票制が出題されます。

3伝票制の場合は問題がパターン化されており難なく解答できるのですが、個別論点の場合2級の知識をフルに使うので難易度が高いことが多いです。

個別論点では満点を狙うのではなく、取れるところを手堅くとるスタンスで、無理なところはバッサリ捨てないと他の問題への時間配分が狂ってしまいます。

大問3(商)

大問3では精算表財務諸表を作る問題が出題されます。

この形式は簿記3級でもあった通りで、案外慣れてしまうとすんなり解けます。

財務諸表はそのボリュームの多さから圧倒され、苦手意識を持ってしまう方も多くいらっしゃいますがやっていることは小さな仕訳の積み重ねです。

仕訳自体の難易度は大問1の方がはるかに高く、大問3の仕訳一つ一つは簡易的な物ばかりなので全問正解できてもおかしくない問題になります。

大問4(工)

大問4では費目別計算が出ることが多く、それ以外では個別原価計算や総合原価計算、標準原価計算が出題されます。

費目別計算は材料費、労務費、経費にしっかりと分けられないとそこで止まってしまうので、最低限の記憶はしておきましょう。

苦手意識を持つ方も多いですが、その分問題も多いので数をこなすことで自然と身につけることができます。

大問5(工)

大問5は総合原価計算標準原価計算直接原価計算間接原価計算など工業簿記の至る範囲から出題するのでピンポイントで対策するのが難しいです。

その分問題自体が難化することはあまりなく、広く学んでおけば対応できるので全体を通して分からないところが無いようにしておきましょう。

特に原価計算には〇〇原価計算と付くものが非常に多く、その違いを抑えるだけでも高得点に一気に近づけますよ。

勉強するうえでのコツ

勉強するうえでの注意点になります。どんなにいいテキストに出会えても、勉強の方法が間違っていたり、途中でやる気がなくなってしまったりしてはそれまでにかけてきた時間とお金が無駄になってしまいます。

そうならないように、以下にアドバイスを書いておきます。

モチベーションを維持する方法

まずはモチベーションを維持する方法をご紹介します。

無理のないスケジュールを立てる

まずは無理のない計画を立てる事。これに尽きます。

最初の段階で無理して睡眠時間を削って2時間3時間勉強すると、確かにグングンと結果は伸びるかもしれませんが、すぐに力尽きますw

それよりも生活に支障が出ないレベルで確実に毎日こなせる様にした方が結果は後からついてきます。

自分の生活スタイルを考慮し、どれくらいの時間なら毎日維持できるかを考えたうえで計画を練りましょう。

忙しいときは1日5分で良い

無理のない計画を立てたつもりでも、計画は案外崩れるものです。緊急の仕事が入ったり、病気になってしまったりと、何が起こるかわかりません。

そんな時は当初の予定を変更し、とりあえず最低5分だけ時間を確保するようにしましょう。

5分と言う時間は短いですが、継続することに意味があります。どんなに忙しくても5分なら確保できるはずですし、仕訳問題を数問解くことも可能ではないでしょうか。

最近ではスマホでも問題を解けるサイトがあるので、スキマ時間などを利用したい場合は利用してみましょう。

目的意識を持つ

資格を取るのは何のためか、終着点を考えることはモチベーションを保つ意味でとても重要です。

  • 未経験だけど、経理の仕事に就きたいから
  • 独立の為に必要だから
  • 公認会計士や税理士になりたくて、その通過点として

など、動機は何でもいいですが、その目的があるかないかは合格に大きく影響してきます。

使いやすい電卓を用意

簿記の資格は時間に関してシビアで、短い時間で正確な数値を出すことを求められます。

そのためキーの小さい電卓や桁数の少ない電卓は試験には向きません。また、2級に関しては複雑な機能も不要です。

普段経理や事務の仕事で電卓を使っている方はその電卓を使うようにしましょう。

もし電卓を普段使わずにまだ用意できていない方は下記の物をお勧めします。

こちらの電卓は筆者が数年愛用している電卓で、耐久力がありキー音も気にならず、キーの大きさも大きいのでタイピングのストレスがほぼ0です。

試験に受かってから事務職に就いた際に業務用としても使えるので非常にコスパが良いですよ!

アプリを使用する

勉強の進捗管理アプリとしてstudyplusと呼ばれるアプリがあります。

Studyplus
Studyplus
開発元:Studyplus Inc.
無料
posted withアプリーチ

こちらは教育カテゴリで1位にも輝いているアプリで、勉強の進捗管理や、勉強仲間を集めるのに適したSNSで、競い合ったり励ましあったりできるのでかなりのモチベーション維持になります。

詳しい使い方は下記のサイト様が書いているのでご参照ください。

スケジュールの組み方

では学習のスケジュールの組み方です。1日2時間ペースで勉強することを前提としているのでそれ以上に時間が取れる方や、逆に取れない方は調整してください。

申し込み締め切り日

申し込み締め切り日は試験の大体40日ほど前です。申し込みを忘れてしまうと次の試験まで4ヶ月ほど空いてしまうので絶対に忘れないようにしましょう。

インプット(試験100日前~80日前)

まず初めにインプットすることが大事です。筆者は何事もアウトプットが一番大事と考えますが、そもそもインプットしたものが無ければアウトプットはできません。

ここでのインプットは参考書を一通りじっくり読み理解することです。

全体の勉強時間が200時間なら、そのうちの2割、つまり40時間はこの時間としてつぎ込みましょう。

日商簿記2級は今までやってきた商業簿記より知識が無い工業簿記大目に時間をかける必要があります。40時間の割合としては商業15時間、工業25時間として勉強するのが良いでしょう。

アウトプット(試験80日前~30日前)

次にアウトプットです。読んで理解した内容が本当にわかっているのかを確認する意味と、見たことない問題でも自分の頭で考えるための能力を養う最も重要な過程です。

問題集を解く時間を意味し、最低でも100時間はこの時間に費やしたいですね。

また、勉強の順序としては一通り参考書を全部読んでから問題集を解くのではなく、論点ごとにインプット→アウトプット→次の論点をインプット→(ryの方が記憶は定着しやすいと思います。

総仕上げ(試験30日前~当日)

残りの60時間は総仕上げの時間になります。

総仕上げでは過去問を実際に解いて自分の実力を測りつつ、どこが苦手なのかといった苦手分野を見つけることに専念します。

そして苦手分野を見つけたら徹底的につぶしていきましょう。

これは一通りインプットとアウトプットが終わってからするものですが、この最終段階で思うように点が取れなくても落胆する必要は一切ありません

何故なら点が低いということは多くの分からないところを見つけられたことに他ならず、すべきことが分かったわけですから。

最後の1週間

最後の1週間は最も大事な期間であり、最も伸びる時期です。

筆者は3級の試験1週間前の過去問5回で全部70点以下、2級も試験1週間前の過去問5回で3回70点以下でしたが本番ではどちらも80点以上を叩き出せています。

焦らず慌てず諦めず、(筆者はこのことをトリプルAと呼んでいます。)最後の最後まで粘りながら弱点を潰していきましょう。

試験当日

試験当日は今までやって来た事に自信を持ち望んでください。

使い慣れた電卓や筆記用具、受験票など、ないと困るものは前日の段階で用意しておけば慌てずに済みます。

本番は緊張もあり時間が経つのが早く感じますが、ここでも大事なのはトリプルAです。

最後まで齧りつきましょうw

勉強の完成度をあげるために

勉強の完成度を上げるための問題集の使い方についても効率的な使い方をご紹介します。

苦手分野を潰す

簿記2級では商業簿記だけでなくまったく新しい概念の工業簿記も追加されており、得点の比率は6:4となっています。

そのためどちらかを捨てると言った選択肢は不可能となっています。

また、それぞれの傾向も商業簿記は覚えるのがメイン、工業簿記は考えるのがメインと、頭の使い方も変わってくるので得意不得意が出てしまうこと自体は仕方がない事です。

この苦手を残さないためにも、出来ないところはひたすら手を動かして問題を解いて完璧にしましょう。

時間配分を考慮する

本番の試験は120分で、問1~問5までを解くことになります。

単純計算で大問1つあたり24分ですが、財務諸表作成や工業簿記の問題は24分では解答しきれません。

問1や問4は知識を問うことも多い問題なので、ここで時間を短縮できるように慣れておきましょう。

時間配分が分からない方はストップウォッチで測ったり、本番の雰囲気を味わいたい方は資格スクールの直前対策を利用する方法もあります。

筆者がお世話になっているTACでは採点ありで独学者向けに用意された模試を含むお得な直前対策パックがあるので、気になる方は利用してみてください。

おすすめの問題集の使い方

先ほど紹介したTACの合格トレーニングには問題の上に3つのチェック欄があります。

そこに自分なりの記号を付けると復習がしやすくなります。筆者の場合は以下のようにしました。

  • 〇・・・1発正解。
  • △・・・計算は違ったけど、考えはあってた。一部答えを見た。
  • ×・・・答えを見ても分からなかった。

こうすることで二度目に見返した時にどこを重点的にやればいいかわかり、問題集を解く段階で弱点を発見することが可能になります。

通信講座は受講すべき?

いくら独学といえど、ただ参考書を読んで問題を解くだけでは中々頭に入らないとおっしゃる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな中で出てくる選択肢の一つが通信講座だと思います。通信講座には大きなメリットもあるので、実際に資格の通信講座(TAC)を利用したことのある筆者からどのような点が良かったかをご紹介します。

図の描き方が分かりやすい

簿記2級では工業簿記が登場し、原価BOXシュラッター図など、図を書く必要が出てきます。

この図の描き方ですが、手順を参考書で説明されてもイマイチ理解できないこともあります。

その点通信講座では実際に書いて手順を紹介しており、見てわかるので理解度が圧倒的に変わってきます

理解が早まる

講座は各回ごとに時間が決められており、その時間内にしっかり終わらせるようになっています。

そのためだらだら勉強することはなくなり、短い時間で効率よく学習していくことが可能となります。

そこそこ高い

簿記2級のコースは5万程(TAC)必要で、参考書で学習する場合と比べるとコストが10倍近くかかります。

時間を取るかお金を取るか天びんに載せて考えましょう。

他のコースの情報もまとめたので気になる方はご参照ください。

まとめ

最後になりますが、簿記2級までは決して独学でも取れない資格ではありません。

2級を持っていて良かったなと思う局面は今までたくさんあったので、自分のキャリアを見直したい方や、さらに多くのことに挑戦したいという方は是非挑戦してみましょう。

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